知ってるようで知らなかった宮本武蔵
こんばんは!
記念すべき古典読書の一回目は、あの剣豪、宮本武蔵が書いた「五輪書」。今月の100分で名著で絶賛放送中ですよ!
宮本武蔵というと、巌流島での佐々木小次郎と決闘したエピソードがあまりにも有名ですよね。
てかむしろそれしか知らなくて、本を書いてたなんて今回初めて知りました。
あとはマツモトキヨシとイントネーション似てるな~くらい…
どんな本かといいますと、剣術の鍛錬を中心に武士の在り方を説いた江戸時代の評論です。もっと言えばハウツー本です。
「武士の本分はなにか」を定義付け、その本分を全うするにはどうするとよいのか、どうあるとよいのか、が書かれています。
そしてその内容はすべて武蔵の圧倒的経歴、“真剣勝負60戦60勝”(負け=死の勝負)に裏打ちされているので説得力はハンパでございません。
今の時代も“あるべき論”はビジネス書とかにありますよね、
たくさん…
でも“成功”や“幸せ”に裏打ちされたものより、“生きるか死ぬか”に裏打ちされた内容は重さが違います。
まあ彼って超現実主義者なんですよ。読んでびっくりします。
生死のかかった勝負に綺麗事は通用しない、結果がすべてというわけですね。
その辺の細かい面白エピソードも色々と本書に載ってます。
そしてその姿勢は現代のあらゆる場面(仕事、恋愛などなど)でも通用すると思います。姿勢の具体的な話は読んでのお楽しみということで、ここでは割愛しますね。
私が読んだ、
は原文と解説文が同時に載っているので読みやすいです。
ぜひ、戦国の世を生き抜いた“本人”の言葉も楽しんでみてください!